フィジカルAI(Physical AI)基本
現実世界を「見て・考えて・動く」AIの総称。ロボットや自動運転車の頭脳。
くわしい記事へ →Embodied AI(エンボディドAI)基本
「身体を持つAI」。フィジカルAIとほぼ同義で、研究界隈でよく使われる呼び方。
VLAモデル(Vision-Language-Action)基本
正式名称: Vision-Language-Action Model(視覚・言語・動作モデル)
目(映像)・言葉・動作をひとつにつないだAIモデル。「コップを取って」で動く仕組み。RT-2やpi-0が代表格。
くわしい記事へ →Sim2Real(シムトゥリアル)基本
正式名称: Simulation to Real(シミュレーションから現実へ)
シミュレーションで練習してから現実のロボットへ移す開発手法。現実は失敗するとモノが壊れるため。
基盤モデル(Foundation Model)基本
大量データで訓練された「なんでもできるベースのAI」。ロボット向けは「ロボット基盤モデル」と呼ぶ。
ヒューマノイド(Humanoid)基本
人型ロボット。人間用の環境(工場・オフィス・家)でそのまま働けるのが強み。
くわしい記事へ →自律性(Autonomy)基本
人間の操作なしでロボットが自分で判断して動く度合い。テレオペ(遠隔操作)の対義語的に使われる。
テレオペ(Teleoperation)学習手法
人間がコントローラーやVRでロボットを遠隔操作すること。操作データがAIの「お手本」になる。
模倣学習(Imitation Learning)学習手法
人間のお手本を真似して学ぶ方法。数十回のデモから動作を覚えられる。ACTやDiffusion Policyが代表的。
強化学習(Reinforcement Learning)学習手法
試行錯誤して「うまくいったらご褒美」で学ぶ方法。シミュレーション内で大量に試行するのが定番。
E2E学習(End-to-End)学習手法
正式名称: End-to-End Learning(端から端まで一気通貫の学習)
「カメラ映像→モーター出力」を1つのニューラルネットで直接つなぐ方式。
ドメインランダム化(Domain Randomization)学習手法
シミュレーションの色・光・摩擦をわざとバラバラにして練習させ、どんな環境でも動けるAIにするテクニック。
ACT(Action Chunking Transformer)学習手法
正式名称: Action Chunking with Transformers(動作をかたまりで予測する手法)
模倣学習の代表的な手法。動作を「かたまり」で予測することで滑らかな操作を実現。LeRobotで手軽に試せる。
Diffusion Policy(ディフュージョンポリシー)学習手法
画像生成AIの拡散モデルをロボットの動作生成に応用した手法。多様な動きを学べる。
ファインチューニング(Fine-tuning)学習手法
できあいの基盤モデルに、自分のロボット・タスク用の追加学習をすること。
アクチュエータ(Actuator)ハードウェア
ロボットの「筋肉」。モーターなど動きを生む部品。日本メーカーの得意分野。
DoF(自由度)(Degrees of Freedom)ハードウェア
正式名称: Degrees of Freedom(自由度)
関節の数のようなもの。数字が大きいほど複雑な動きができる。人間の腕は7DoF。
エンドエフェクタ(End Effector)ハードウェア
ロボットの「手先」部分。グリッパー(つかむ装置)や吸着パッドなど。
LiDAR(ライダー)ハードウェア
正式名称: Light Detection and Ranging(光による検出と測距)
レーザーで周囲との距離を測るセンサー。自動運転の「目」として有名。
IMU(Inertial Measurement Unit)ハードウェア
正式名称: Inertial Measurement Unit(慣性計測装置)
傾き・加速度を測るセンサー。ロボットの「三半規管」。転ばないために必須。
力覚センサー(Force Sensor)ハードウェア
触った力を感じるセンサー。「そっと持つ」などの手加減に必要。
SLAM(スラム)ハードウェア
正式名称: Simultaneous Localization and Mapping(自己位置推定と地図作成の同時実行)
地図を作りながら自分の位置も同時に把握する技術。掃除ロボットにも入っている。
エッジAI(Edge AI)ハードウェア
クラウドに送らず、ロボット本体のコンピュータでAIを動かすこと。反応が速く通信切れにも強い。
サーボモーター(Servo Motor)ハードウェア
「30度の位置へ」と角度を指定して止められるモーター。ロボットの関節の主役。
くわしい記事へ →減速機(げんそくき / Gear Reducer)ハードウェア
モーターの「速いが弱い」回転を「遅いが強い」に変換するギア。日本メーカーが世界シェアの大半を握る得意分野。
くわしい記事へ →トルク(Torque)ハードウェア
「ひねる力」の強さ。ペットボトルのフタを開けるあの力。関節の力強さを表す最重要スペック。
リンクとジョイント(Link / Joint)ハードウェア
ロボットの骨(リンク)と関節(ジョイント)。どんなロボットもこの2つの繰り返しでできている。
くわしい記事へ →モータードライバ(Motor Driver)ハードウェア
コンピュータの微弱な命令を、モーターを動かせる大電流に変換する「脳と筋肉の通訳」回路。
くわしい記事へ →バックドライバビリティ(Backdrivability)ハードウェア
外から押されたとき関節が素直に動く性質。人と一緒に働くロボットの安全性のカギ。
エンコーダ(Encoder)ハードウェア
関節がいま何度の位置にあるかを測るセンサー。ロボットの「関節の感覚」。
センサーフュージョン(Sensor Fusion)ハードウェア
カメラ・LiDAR・IMUなど複数センサーの情報を組み合わせて判断すること。
くわしい記事へ →LeRobot(ルロボット)ツール
Hugging Face製のロボット学習オープンソース。個人でも始めやすい2026年の定番。
くわしい記事へ →MuJoCo(ムジョコ)ツール
正式名称: Multi-Joint dynamics with Contact(接触を含む多関節動力学)
物理シミュレータの定番。Google DeepMindが無料公開。pip installだけで始められる。
くわしい記事へ →Isaac Sim(アイザックシム)ツール
NVIDIAの本格派ロボットシミュレータ。リアルな映像で産業界の採用が多い。
くわしい記事へ →ROS(Robot Operating System)ツール
正式名称: Robot Operating System(ロボット・オペレーティング・システム)
ロボット開発の定番ミドルウェア。センサーやモーターのプログラムをつなぐ土台。
SO-101(エスオー101)ツール
LeRobot界隈の定番低価格ロボットアーム。部品代3〜5万円ほど+3Dプリントで自作できる。
URDF(ユーアールディーエフ)ツール
正式名称: Unified Robot Description Format(統一ロボット記述形式)
ロボットの形状・関節構造を記述するファイル形式。シミュレータに読み込ませて使う。
デジタルツイン(Digital Twin)ツール
現実の工場や倉庫を仮想空間に丸ごと再現したもの。導入前のシミュレーションに使う。
RaaS(Robot as a Service)ビジネス
正式名称: Robot as a Service(サービスとしてのロボット)
ロボットを売らずに「時間貸し」するビジネスモデル。Figure×BMWの約25ドル/時間が有名。
クロスエンボディメント(Cross-Embodiment)ビジネス
違う体(アーム・ヒューマノイド等)でも同じAIを使い回す考え方。投資家の注目テーマ。
フィジカルAI元年(2026年)ビジネス
投資・国策・製品化が一気に動いた2026年をこう呼ぶ。日本は官民10.5兆円投資を表明。
くわしい記事へ →TAM/SAM/SOM(タム・サム・ソム)ビジネス
正式名称: Total / Serviceable Available / Serviceable Obtainable Market
市場規模の見方。全体市場/狙える市場/実際に取れる市場の3段階で考える。
触覚センサー(Tactile Sensor)ハードウェア
指先などで接触の力・すべりを感じるセンサー。器用な掴む・操るに不可欠。GelSightなど視覚型が注目。
くわしい記事へ →LiDAR(ライダー)ハードウェア
正式名称: Light Detection and Ranging
レーザー光で距離を測り、まわりを3D点群として捉えるセンサー。自動運転の主役。
くわしい記事へ →力覚センサー(Force/Torque Sensor)ハードウェア
手首などで3方向の力とトルクを測る。力制御による組み立てや安全な接触作業に使う。
くわしい記事へ →グリッパー(Gripper)ハードウェア
ロボットの掴む手。2本指・吸着・多指ハンドなど。掴むはロボットの難問の一つ。
くわしい記事へ →減速機(Reducer)ハードウェア
モーターの回転を遅くして力(トルク)を増やす部品。ハーモニックドライブが代表。日本が強い。
くわしい記事へ →BLDCモーター(ブラシレスDC)ハードウェア
高効率・高トルク・長寿命のモーター。近年のロボットやヒューマノイドの動力の中心。
くわしい記事へ →ZMP(ゼットエムピー)ハードウェア
正式名称: Zero Moment Point
二足歩行の安定指標。足裏の力の中心が接地面に収まれば倒れない。歩行制御の基本。
くわしい記事へ →ワールドモデル(World Model)学習手法
物理を学び未来を予測するAI。頭の中(想像)で試行錯誤して学べる。NVIDIA Cosmosなど。
くわしい記事へ →Diffusion Policy(拡散方策)学習手法
画像生成の拡散モデルでロボットの動作を生成する手法。複数のありうる動きを自然に扱える。
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