
ヒューマノイドロボット企業まとめ2026|Figure・Tesla・Unitree・1Xから国内勢まで
2026-07-20 ・ 入門
「ヒューマノイドってどこの会社が作ってるの?」に答える記事です。2026年7月時点の主要プレイヤーを、ニュースでよく見る順にゆるっと紹介します。
5万台超
2026年の世界出荷台数見込み(前年比+700%)
$55.8B
2026年のロボティクス企業調達額(過去最高)
工場から
導入は工場・倉庫が先、家庭はこれから
海外の主要プレイヤー
Figure AI(アメリカ)🇺🇸
いま最も「実戦投入」が進む一社。最新機Figure 03の約40台がBMWの組立工場で商用稼働中で、料金は1台あたり約25ドル/時間という「ロボットの時間貸し(RaaS)」モデル。評価額は2.6兆円規模とも報じられるトップランナーです。
Tesla Optimus(アメリカ)🇺🇸
知名度は抜群ですが、現状はテスラ自社工場での内部利用が中心。イーロン・マスク自身が「まだ本格的な生産作業には使えていない」と認めており、量産ラインの立ち上げ中です。「量産力」で勝負する本命ではあるものの、外販はまだ先。
Unitree(中国)🇨🇳
価格破壊の主役。人型ロボットG1を約16,000ドル(約250万円)で販売中で、研究室や大学がこぞって購入しています。2026年7月には上海STAR市場へのIPOも進行中(評価額約59億ドル)。「安く・大量に」の戦略が明確です。
1X Technologies(ノルウェー)🇳🇴
**家庭用ヒューマノイド「NEO」**が看板。価格は20,000ドル(または月499ドルのサブスク)で、2026年中の家庭向け初出荷を予告。人間の腱を模した25自由度のハンドなど、家庭で安全に動くための柔らかい設計が特徴です。
そのほか押さえておきたい海外勢
| 企業 | ひとこと |
|---|---|
| Agility Robotics | 物流特化の「Digit」。倉庫での実稼働実績が豊富 |
| Apptronik | NASA由来の技術。Google DeepMindと提携 |
| Boston Dynamics | 動きのすごさで有名なAtlas。現代自動車傘下 |
| Physical Intelligence | ロボット本体でなく「頭脳(pi-0)」を作るAI企業 |
日本勢はどうなの?🇯🇵
「日本はロボット大国なのに人型で出遅れてる?」とよく聞かれますが、動きは活発化しています。
- 国策として本格始動 — 政府はフィジカルAI分野に2040年度までに官民で総額10.5兆円を投資する方針。2026年は「フィジカルAI元年」と呼ばれています
- 強みは部品と「手」 — モーター・減速機・センサーなど、世界中のヒューマノイドの中身は日本製部品だらけ。特に精密な「手指」は日本メーカーの勝ち筋と言われます
- トヨタ・ホンダ・川崎重工などが研究開発を継続、スタートアップも増加中
ざっくり構図
「完成品ヒューマノイド」は米中がリード、「中身の部品」と「現場への導入ノウハウ」は日本が強い。この構図を覚えておくとニュースが読みやすくなります。
まとめ
- 実戦投入ならFigure(BMW工場で稼働中)、価格ならUnitree(約250万円)、家庭用なら1X(NEO)
- Tesla Optimusは知名度先行で、量産はこれから
- 日本は完成品では出遅れ気味だが、部品・手指・国策投資で反撃フェーズ
もう少し詳しく(背景)
ヒューマノイド(人型ロボット)開発が2020年代に一気に加熱したのには理由があります。世界が人間の形に合わせて作られている——階段、ドア、工具、作業台のすべてが人体基準なので、人型ロボットならそれらをそのまま使え、環境を作り替えずに導入できるという発想です1。加えて、VLAなどの学習モデルの進歩で「一つの体で多様な作業をこなす汎用ロボット」が現実味を帯びたことが、投資を後押ししました。プレイヤーは、Tesla(Optimus)、Figure、Agility、1X などの新興勢に加え、Unitree など中国勢、日本メーカーも参入し、群雄割拠の状態です2。ただし冷静に見るべき点もあります。デモ動画は華やかでも、**24時間働ける信頼性・安全性・コスト・電力/バッテリー**といった実用化の壁は高い。歩けること自体はもう驚きではなく、勝負は「実際の現場で継続的に役立つか」に移っています。過熱と実力を見分ける目を持って追うのがよい分野です。
次の一歩
企業の名前がわかったら、市場規模まとめでお金の流れを見るか、VLAモデル解説で「頭脳」の仕組みを覗いてみましょう。
ゆるふわフィジカルAI