
ロボティクス転職に効くポートフォリオの作り方【GitHub活用】
2026-08-12 ・ 実践
フィジカルAI領域は2026年に採用が急拡大しています。しかし「未経験からどう入るか」で詰まる人が多い。答えは動くものを作って公開する、これに尽きます。
なぜポートフォリオが最強なのか
ロボティクスは実物が動くかどうかがすべての世界です。資格や座学の知識より、「このリポジトリのこれを作りました」の一言が強い。しかも、この分野は経験者が絶対的に不足しているため、多少荒くても動くものを見せられる人が有利になります。
学生・未経験者ほど効く
経験者は前職の成果物を見せられません(機密のため)。一方、あなたは全部公開できます。これは構造的なアドバンテージです。
何を作るべきか(レベル別)
ポートフォリオの成長段階
シミュレーション
0円で作れる
実機(SO-101)
3〜5万円
データセット公開
業界に貢献
レベル1: シミュレーションで完結(費用0円)
レベル2: 実機を動かす(3〜5万円)
- SO-101を組んで、自分でデータを集めて学習させる(組み立てガイド)
- 「実機を触ったことがある」は想像以上に評価されます
レベル3: 業界に貢献する
- データセットをHugging Faceで公開(データ収集入門)
- OSSにPRを送る(LeRobotは初心者向けIssueも多い)
採用側が見ているポイント
| 見られている点 | 対策 |
|---|---|
| 本当に動いたのか | 動画を必ず載せる(これが最重要) |
| 再現できるか | READMEに手順を書く |
| 詰まったとき何をしたか | 失敗と解決過程を書く |
| コードが読めるか | 整形とコメント。完璧でなくていい |
動画がないポートフォリオは半減する
ロボティクスにおいて「動いている映像」は他の何よりも雄弁です。スマホで撮った20秒の動画で構いません。READMEの一番上にGIFか動画リンクを置いてください。
READMEのテンプレート
# SO-101 でブロック整理タスクを学習させた記録
 ← 最上部に動画/GIF
## なにを作ったか
自作した6軸アームに、模倣学習(ACT)で
「散らばったブロックを箱に入れる」動作を学習させました。
成功率は 100回中 78回。
## 構成
- ロボット: SO-101(自作・部品代4.2万円)
- 学習: LeRobot + ACT
- データ: 自分でテレオペ収集 150エピソード
## 再現手順
(コマンドを順番に)
## つまずいた点と解決
- サーボIDの設定を組み立て後に気づき、全分解した
- 照明条件を変えたら成功率が40%に落ちた
→ データ収集時に照明をランダムに変えて再学習し、78%まで回復
## 次にやること
- 未知の物体への汎化
「つまずいた点と解決」は必ず書いてください。 採用側が知りたいのは完璧さではなく、問題にぶつかったときの動き方です。ここが実務能力の証明になります。
GitHubの整え方
- リポジトリ名を具体的に —
robot-testではなくso101-imitation-learning - Topicsタグを付ける —
roboticslerobotimitation-learningで検索に載る - プロフィールREADMEを作る — トップに「フィジカルAIを学んでいます」+主要リポジトリへのリンク
- 草(コミット履歴)より中身 — 毎日コミットより、動く成果物1つ
発信とセットにする
作ったらZenn/Qiita/Xで記録を書きましょう。技術記事は「説明できる」証明になり、リクルーターの目にも留まります。「作る→書く→公開する」を3セットやれば、この分野では十分に目立てます。
求人市場の現状(2026年)
フィジカルAI領域は日本でも採用が本格化しており、大手メーカーからスタートアップまで求人が急増しています。年収レンジは600〜2,000万円と幅広く、AI(学習)とロボット実機の両方に触れた経験を持つ人材は特に希少です。詳しくはフィジカルAI人材の年収と求人動向をどうぞ。
まとめ
- ロボティクス転職の武器は資格より動くポートフォリオ
- レベル1はシミュレーションで0円から。実機経験があると一段強い
- 動画は必須。READMEの最上部に置く
- 「つまずいた点と解決」が実務能力の証明になる
次の一歩 🌸
作るネタはSO-101組み立てガイドか強化学習入門から。市場動向は人材・年収記事へ。
ゆるふわフィジカルAI